4度ほどお邪魔した。
近々は昨日。
70代半ばのご夫婦、お話好きな方々。
最初の時から長居をしている。
3時間はいる。前回は夫が気を利かせて電話をくれた。
が、撃沈・・・(笑)
話す内容は毎回、夫婦になった馴れ初め、これまでの商売のこと
とあまり変わらないのだが、ふむふむと聞いている。
メインテーマは、奥様の膝が悪くて、痛みのために何度か整形外科に行き
手術も薦められているのだけど躊躇して遠ざかっている。
ご主人が心配して何度も行くように言うのだが聞かないと嘆いている。
「この人の言い方がね、キツイのよ。もうね、わーって言うから嫌なの」
「いや、普通に言う。別にキツイこといってない」
「ほら、わーって。ね・・・」
「・・・・」
ご主人、町内会長や民生委員などもされていたこともあり弁もたつ。
奥様も本来は明るい方で昔だったら、夫の言葉など気にもしなかったが
最近は、言葉に傷つき凹むことも多いと言う。
奥様、足が変形してしまったため歩行がスムーズにいかず
ご近所さんから「どうした、どうした」と言われるのが嫌であまり外にも出ない。
杖を使うように言われているが格好が悪いから傘を使うらしく
今の自分の姿を見られるのが情けない。
でも、若いころから歩くのが好きで歩きたいとおっしゃる。
ご主人には
「女性は、話すだけで、話を聞いてくれるだけで落ち着くんです。
答えを求めているわけじゃないんです。否定せずうんうん。
とただ聞いてくれるだけで嬉しいし、ストレスが解消できるのです。
ご心配なのは、愛されていらっしゃることは
他人の私にもとても伝わってきます。
どうか、時々でいいので聞き役をお願いできませんか?」
奥様には
「男の人って不器用なんですよね。
心配すればするほどうるさく言ってしまうんです。
損ですよね。でも誤解なんです。可哀そうなんです。
ご主人は人望の厚い方です。家族以外の方と
話されるときには、もっとスムーズにうまく話されていると思います。
ただ、家族には上手に話せないんですよね、愛しているから」
「生意気ですみません。でも、素敵なご夫婦ですよ。
ご主人奥さんに笑っていて欲しいんですよ。
一度、ちゃんと病院で検査を受けませんか?
もう一度、歩けるように頑張ってみませんか?
手術のことは、しっかり先生と話をして、
ご自身が納得してするしないを選んでください。
まずは、一歩目を歩き出しましょう。」
奥さん、ポロポロと涙がこぼれる。
鬼の目にも涙か?とご主人が言う。
「お父さん、来週病院に連れて行ってくれる」
「ん、分かった。今週中にどこが良いかしっかり調べておこう」
「いやー、私夕べは天ぷらを食べたから口がひどく滑らかでした」
と言うと大爆笑。
表に出るとすっかり暗くなっていた。
猛ダッシュでコンビニに行った。
ずっと我慢していたトイレと晩御飯のおかずを求めて。
ええことになることを祈っています。
近々は昨日。
70代半ばのご夫婦、お話好きな方々。
最初の時から長居をしている。
3時間はいる。前回は夫が気を利かせて電話をくれた。
が、撃沈・・・(笑)
話す内容は毎回、夫婦になった馴れ初め、これまでの商売のこと
とあまり変わらないのだが、ふむふむと聞いている。
メインテーマは、奥様の膝が悪くて、痛みのために何度か整形外科に行き
手術も薦められているのだけど躊躇して遠ざかっている。
ご主人が心配して何度も行くように言うのだが聞かないと嘆いている。
「この人の言い方がね、キツイのよ。もうね、わーって言うから嫌なの」
「いや、普通に言う。別にキツイこといってない」
「ほら、わーって。ね・・・」
「・・・・」
ご主人、町内会長や民生委員などもされていたこともあり弁もたつ。
奥様も本来は明るい方で昔だったら、夫の言葉など気にもしなかったが
最近は、言葉に傷つき凹むことも多いと言う。
奥様、足が変形してしまったため歩行がスムーズにいかず
ご近所さんから「どうした、どうした」と言われるのが嫌であまり外にも出ない。
杖を使うように言われているが格好が悪いから傘を使うらしく
今の自分の姿を見られるのが情けない。
でも、若いころから歩くのが好きで歩きたいとおっしゃる。
ご主人には
「女性は、話すだけで、話を聞いてくれるだけで落ち着くんです。
答えを求めているわけじゃないんです。否定せずうんうん。
とただ聞いてくれるだけで嬉しいし、ストレスが解消できるのです。
ご心配なのは、愛されていらっしゃることは
他人の私にもとても伝わってきます。
どうか、時々でいいので聞き役をお願いできませんか?」
奥様には
「男の人って不器用なんですよね。
心配すればするほどうるさく言ってしまうんです。
損ですよね。でも誤解なんです。可哀そうなんです。
ご主人は人望の厚い方です。家族以外の方と
話されるときには、もっとスムーズにうまく話されていると思います。
ただ、家族には上手に話せないんですよね、愛しているから」
「生意気ですみません。でも、素敵なご夫婦ですよ。
ご主人奥さんに笑っていて欲しいんですよ。
一度、ちゃんと病院で検査を受けませんか?
もう一度、歩けるように頑張ってみませんか?
手術のことは、しっかり先生と話をして、
ご自身が納得してするしないを選んでください。
まずは、一歩目を歩き出しましょう。」
奥さん、ポロポロと涙がこぼれる。
鬼の目にも涙か?とご主人が言う。
「お父さん、来週病院に連れて行ってくれる」
「ん、分かった。今週中にどこが良いかしっかり調べておこう」
「いやー、私夕べは天ぷらを食べたから口がひどく滑らかでした」
と言うと大爆笑。
表に出るとすっかり暗くなっていた。
猛ダッシュでコンビニに行った。
ずっと我慢していたトイレと晩御飯のおかずを求めて。
ええことになることを祈っています。
コメント
都さんの言い方が柔らかいから
二人の心に届いたんですね。
話を受け止めてもらうにはまず共感から、
まさにその通りだな、と思いました。
私も陰ながら、お二人が上手くいくよう祈ってます。
あなたの人徳ですよ。
全てがうまくいきますように!
こちらのご夫妻は48年の結婚生活だと仰っていました。
若いころにはお互いに体力も気力も満タンだったのが歳月を重ね
心に風が吹くことも少なからずおありなのでしょう。
三度目くらいからなんとなく奥様を諭して?もらえないだろうかのような
雰囲気をご主人が醸し出されていらしたので(笑)
要らぬお世話と思いつつもでしゃばってしまいました。
おはよう。また、お節介をしてしまいました(笑)