消防用設備の点検

年に２回、天井に設置してある火災報知機の点検がある。
公営住宅なので、県から派遣された業者が各部屋を回ってくれる。
２日間にわたり朝から夕方まで。
時間指定のある家庭は、その業者に希望時間を電話する。
というのが今までの仕組みだった。
が、今回からは違った。

「日時指定のある場合は、下記の点検日時依頼書へ記入いただき
管理事務所に設置しておりますボックスへ期日までに投函ください」

とプリントが１階の郵便ポストに入っていた。

うちはいつも午前中にしてもらっているのでその旨記入した。
管理事務所・・・はて？○○連絡所という建物はあるけどそこのことだよね？
名称は○○連絡所で、５０年以上まえからある。
ま、そこのことだろう。何度も持っていくのを忘れていた。カバンに入れてるのに・・・
先々週の土曜日雨が降るが行っとかないと
最近、膝が痛むが頑張っていかねば・・・傘を差し向かった。
と○○連絡所に行くと休みで鍵がかかっている。
じゃ、ボックスはあるよね？
ない。どこを探してもない。きっと中にあるのだろう・・・

もう、この時点でキレました。はい。
帰ってすぐに業者に電話する。

「○○住宅の○○です。消防点検のことについて伺いたいのですが、よろしいですか？
これまで、日時指定は電話で受けられていましたよね？それが今回かわりましたよね？
この変更は、県がそうしたのですか？それともそちらですか？」

「うちです」

「まず、記載に間違いがあります。管理事務所。○○連絡所のことだと思いますが
この名称で、ご年配の方はずっと関わってこられた。戸惑っていらっしゃると思います。
管理事務所（○○連絡所）と書かれないと。
ここの公営住宅、一番端の住宅の方からは
連絡所までかなりの距離があります。ここは高齢の方が多いです。
歩いていくのは結構大変だと思いますよ。
そして、土日は休みです。ボックスは事務所内ですよね？
揚げ足をとるようですけど、ならば「管理事務所内に設置」と記載です。
土日休みも記載です。
しかも５時には職員さんは帰られますよ。持ってきても無駄ですよね。
仕事で土日しか休めない方はどうされるんですか？
外に、鍵付きの郵便ポストすらないじゃないですか？入れて帰ることもできない。
実際、私も無駄足でした。
それに何と言ってもコロナ禍、外出は控えたい方は大勢います。
電話１本で済むことが逆に人間が動く。おかしいと思いますが。どうでしょう？」

「すみません、ご迷惑をおかけしまして・・・
今回、ちょっと変えてみようか。ということになりまして・・・」

「変えるからには、「こうしてください」だけではなくいろいろなことを想定すべきではないですか？
ここの住宅で多分１５００世帯はあるかと思うので、
点検は大変なお仕事だと思います。
が、新しく物事を変えるということは簡単ではないと思います。
変えるのであれば細やかな配慮が必要です。
結局、混乱が生じて、いつもの倍の労力となっていませんか？
連絡先が書いてある以上、いつも通り電話をされる方もおられるし、
依頼書は連絡所に取りに行かないといけない、
期日以降にも持っていく方はいますよ。
きっと、電話受付が大変だから、依頼書にしよう。そう考えられたのはわかりますけど。」

「仰る通りなんです・・・電話応対がたいへんで・・・
貴重なご意見有難うございました。本当に色々と気付かされました・・・」

「相手は色々な状況の１５００世帯です。（でも１５００世帯全部が変更の届けをする訳じゃない）
次回からは問題点を改善されることを願っています。頑張ってくださいね。」


また、いらんことしたわ・・・
どーして黙っとることできんのじゃろ・・・

でもね・・・少し考えたらわかるはず。
いや、当事者にならないと分からない。