パールネックレスの糸交換を随分前から考えていた。
「ま、いいか。また、いつでもできる」
そんな風に思って、十数年。
多分、父の葬儀の時かしら。

このネックレスは32年前母方の祖父が亡くなったときに
母が私にくれたもの。
父が母にプレゼントしたものだ。

しっとりとした、くすみのない存在感のある美しい真珠。

「大事に使いなさい。」

昔、黒のタートルセーターにパールネックレスが流行ったころは
出番も多かったが、今では冠婚葬祭の哀しいときしか出番がない。

多分、プレゼントされたのは60年くらい前かな?
きっと私が生まれる前だろう。
その間、一度も糸交換をしていない思われる

恐ろしい・・・・糸が切れたら・・・・
想像したら鳥肌が立った。
唯一無二のネックレス。
母からもらった大事なネックレス。


急いで馴染みの宝石屋さんへ。

もう大丈夫。


おかぁちゃん、四十九日にはまたつけますよ・・・
有難うね・・・

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