珍しく自分の身内の話を喋っていた。

あれは、1か月くらい前の話。
叔母から数年ぶりくらいに電話がかかってきて
夫も懐かしかったのか会いに行った。
帰ってきてから、ひとしきり話をしていた。

肺に疾患があり酸素が手放せない状態で、在宅酸素療法をしていた。
その割に饒舌に話をしていたと、三味線の皮を張り替えたいから
お店を探してほしいと言われた。とか幼いころには一緒に
暮らしていたこともあるとか。

夕べのこと、兄におかずを渡して家に帰ると夫が電話をしている。
聞けばその叔母さんが危篤状態だと。タクシーを呼び
9時過ぎに出かけた夫は一旦1時ころに帰宅し
急変したと3時ころに電話があり出ていった。

今朝、7時過ぎ、今から帰ると電話があった。
間に合わなかったようだった。

偶然、夫は今日は有給をとっていた。
叔母さんは再婚で、再婚相手のかたがどうにもしっかりしてしない方らしく
夫が葬儀の段取りをすることとなり今日も忙しく動いている。

1か月前に叔母さんが電話して来た時には余命1か月と言われていたらしい。
そのことを今日聞かされた夫。
二人いる息子にも言っていなかったらしく、
携帯の中には亡くなったことを知らせてほしい人のリスト。
あとは、葬儀金額 葬儀場 と検索履歴が・・・


夫はポツポツと話す。

俺が死んだら~

はいはい、大丈夫だから。安心して。






コメント

まるこ
2020年3月26日17:13

ご主人様の叔母様…そうだったの…
ご主人様も懐かしい叔母様と久しぶりにお話した矢先だったのに…
謹んで叔母様のご冥福をお祈り申し上げます。
こんな時に率先して動けるご主人様頼もしいわよ。

ぎんじ
2020年3月26日22:10

叔母様、死期を悟ってご主人に電話してきたという事でしょうか。
饒舌に語っていたのも、未来の予定の事を話すのも、きっと「恐らくはこの電話が最後」って気付かれないためだったかもしれないですね。
しかし、再婚相手がいるならその人が(例え頼りなくても)やるべきではと思うのですが…
ご主人がちゃんと動ける人で良かったじゃないですか!
やる時はやる!ですね。

都わすれ
2020年3月26日22:11

まるちゃん


夫は自分の身内の話をこれまでほとんどしない人だったから
身内の話をするなんて、本当に珍しくて。
っていうか歳をとったのかな?なんて思っていた。
その叔母さんは、きっと夫に色々と頼みたかったんだろうね。
でも、病状をその時点で話をしたら、夫が荷が重いって感じてしまうと
思ったんじゃないかと思う。自分の息子たちよりも年齢が上の甥っこを
頼りない再婚相手よりも甥っ子を頼りにしたんだね。。。
冷静に対処してる姿を見てつくづく思ったよ。

都わすれ
2020年3月26日22:29

ぎんちゃん

検索履歴が悲しいよね・・・
よっぽど頼りにならないご亭主だったんだと思う。
余命宣告をされて、そのことを知っていたのは再婚相手だけだったそうな。
普通は、悲しいけれど嫌だけど、でも人様に迷惑をかけないように
手配っていうか準備っていうかバタバタしないようにすると思うんだけどね・・・
子供さん二人男の子なんだけど(50過ぎだけど・・)
1か月しかない・・のを言わないって、それはいけんと思うんよね・・・
「聞いたら悲しむ」と思うのかもしれないけど、でもそれって
子供の立場からしたら、違うとおもうんよね・・・
母親を思う気持ちが、どうしたらいいん?って・・・
でも、きっと他人様にはわからない深い考えがあったのかもしれないね・・・

いつもぼーーーっとしてる。ように見える夫は、しっかり者でした。
あぁ・・・大人なんじゃね。と思いました。

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索