私は良い人ぶるのです。

５日くらい前にぼろぼろの精神状態だった。
ここに思いを吐露させてもらったおかげで、ちょっと元気が出てきた。
その次の日だったか、給湯室で母の栄養剤を作っていると
１度だけあったことのある８０歳くらい？の女性と一緒になった。

その方は娘さんが障害者でほぼ寝たきりで、
ご主人が亭主関白なのだと我がままなのだと前回愚痴っていらした。
ご主人、階段から落ちて、骨折などはないが入院をお願いした。と。
初めて会う私に
「誰が入院してるの？自分で食べるの？起きることができるの？」と
質問攻めにあい少々嫌な感じがしたが、
まぁ、それなりに丁寧に答えていると
話途中でご自身の話をいきなりされる。おっと苦手なタイプだ・・・。
別にアドバイスするつもりもないが・・・
あーいえば、こーいう。といった感じの方だった。

といった記憶があったので、まずい・・・今は私も疲れている・・・
残った元気を吸い取られる予感・・・
でも、もう逃げられない。母も病室で待っている。うぅ・・・

ゴングは鳴った。

女性、前回と同じ質問をしてくる。
なので、さらーっと答える。私の話を聞きたいわけじゃないからね。
堰を切ったように話し出す女性。
何も言い返したりはしない。黙って頷く。
ただひたすら頷く。大変ですね、よく頑張っておられますね。
とだけ言葉を発する。

すごーく溜まっているんだろうな・・・
疲れているんだろうな・・・
障害者の娘さんには、まったく訪問看護もお願いをしていないという。
吸引も家族がするのだと、自分の家族以外は信用ができないと。
それは相当疲れるだろう。体壊したら娘さんやご主人はどうなるのだろ。
信頼できる医療従事者と出会えればよいのだが・・

もうそろそろ病室に戻りたい。母、絶対に機嫌が悪くなっている。
でも、話が終わらない。勘弁してくださいな・・・
時間のあるときにゆっくりと・・・

口をはさむ隙がないので困る。機関銃のようなので・・・
が、一瞬の息継ぎのタイミングを見た！

すかさず、「あの・・母の口腔ケアがまだなのですみません・・・」といった。

「あ～ごめんなさいね。でも、あなたに話せてすっきりしたわ～
ありがとう。」と言い病室へと去っていった。

いやいや、お礼を言われたら困るんです。
良い人ぶってたんです・・・
話、早く終わらないかなって思いました。
すみません・・・


母、いちごの練乳かけに飽きてきた様子・・・
リンゴでも煮ますかね、本当は秋ごろにラフランスのコンポート
作ろうと思ってたんだけどいつのまにか季節がながれ、
そして、スーパーからラフランスは姿を消したのだった( ;∀;)