不安の中にいるあなた。
2020年1月15日 日常 コメント (8)母が入院しているクリニックでは、
自宅介護をされている方に時々休んでいただくため
患者さんを数日預かる。ということをされている。
昨日、ナースステーションの前の椅子に座られていた
80代くらいの女性。
母の食事介助の後に給湯室を行ったり来たりしていると
その女性が壁伝いに「すみません、すみません」と歩いていた。
足元が危ない感じで思わず手を伸ばす。
「こんばんは。大丈夫よ^^どうしたん?」
あえて、親し気な口調で話をすることにしている。
「ここはどこなんかねー私わからんのよー電話してください」
「不安じゃったねー、もう安心しんちゃい。家にはだれがおってん?」
「娘がおります。はよ、はよー電話してください。」
「うん、電話しょう。ところでトイレは行きたくない?」
「あぁトイレにいかんと、トイレを探していたら迷子になってしもうて」
「じゃあ、とりあえずトイレにいこうかね、私と一緒じゃけん
大丈夫、ゆっくり歩こうね。」
両手で持ってトイレまで誘導。
と、ここで1人だけの夜勤のナースさんが奥の病室からダッシュできてくれた。
認知症の方は不安の中で生きている。
私の手を力いっぱい握っている。その強さは不安の強さ。
いきなり、知らないところへ一人で連れてこられて。
いや、本当は何度も来ているのだろう。
だけど、記憶できない。初めての場所。大きな不安の中にいる、
でも、
ちょっとだけ、少しだけ娘さんを休ませてあげようね。
自宅介護をされている方に時々休んでいただくため
患者さんを数日預かる。ということをされている。
昨日、ナースステーションの前の椅子に座られていた
80代くらいの女性。
母の食事介助の後に給湯室を行ったり来たりしていると
その女性が壁伝いに「すみません、すみません」と歩いていた。
足元が危ない感じで思わず手を伸ばす。
「こんばんは。大丈夫よ^^どうしたん?」
あえて、親し気な口調で話をすることにしている。
「ここはどこなんかねー私わからんのよー電話してください」
「不安じゃったねー、もう安心しんちゃい。家にはだれがおってん?」
「娘がおります。はよ、はよー電話してください。」
「うん、電話しょう。ところでトイレは行きたくない?」
「あぁトイレにいかんと、トイレを探していたら迷子になってしもうて」
「じゃあ、とりあえずトイレにいこうかね、私と一緒じゃけん
大丈夫、ゆっくり歩こうね。」
両手で持ってトイレまで誘導。
と、ここで1人だけの夜勤のナースさんが奥の病室からダッシュできてくれた。
認知症の方は不安の中で生きている。
私の手を力いっぱい握っている。その強さは不安の強さ。
いきなり、知らないところへ一人で連れてこられて。
いや、本当は何度も来ているのだろう。
だけど、記憶できない。初めての場所。大きな不安の中にいる、
でも、
ちょっとだけ、少しだけ娘さんを休ませてあげようね。
コメント
認知症だって感情はあるんですものね。
本当は休んでいいはずの都わすれさんなのに、他人の心配をしてあげられるって本当に素敵です。でも無理しないでね!
みやちゃんとお母さん 親子だから奥深いところでやさしく対応できるし、想ってるからこそ言葉がきつくなりがちになることもある。
人間って不思議な生き物だよね。
って、何かいてるんだろう 私(;´д`)
みやちゃんってほんま優しい大地のような人だわ。
両親の施設の職員の方も、みなさん、
相手の顔をしっかりみてきっちり挨拶されます。
自分も施設を訪れた時は心がけたいと思います。
素敵!
咄嗟の手助けできるあなたは素晴らしい方です。
私など足元にも及びません。立派な方です。尊敬します。
皆さんにそんなに褒めていただいて恥ずかしいです。
自宅介護は本当に大変です。
でも、今の私は夜ぐっすりと眠ることができます。
母を自宅でみていた時には、1時間ごとに起こされて
おしめ交換をし、寂しいと言っては起こされ・・・
睡眠不足で気がおかしくなりそうでした。
頭がしっかりしていて、ちゃんとした要求ならば
なんでもしてあげることができるのですが、認知があると
本人もどうしてよいのか分からなくなるようで
それがわかっているのについ、母を叱ってしまいます。
きっと、この度の患者さんも家で娘さんに叱られていると
思います。細かなことは記憶されていないかと思いますが
だから、他人事と思えなくて、つい。です。
一日の終わりに癒されました。
ん?そうか~時差ですね。
(*´艸`*)ウフフ 鬼もいますよぉ~(笑)
有難うございます♡