【2018年の1月に卵巣嚢腫の手術を受けました。
これは、その手術に至るまでのお話しです。】


看護師さんと共に、手術後にベッドに敷くバスタオルやら
弾性ストッキングやら準備をする。
術後翌日の歯ブラシやらお箸やらも準備。

夜7時過ぎて主治医(執刀医)から術前説明を受ける。
主治医は、三十代半ばくらい?
麻酔医と違い、バリバリ青春を謳歌しましたという印象。
手術の経験も積み充実した日々を送っているといった感じ。
いや、むしろ手術大好き。といった風に見える。

左の卵巣・卵管を摘出する付属器切除術
そして、子宮頸部のポリープを切除。
術式は腹腔鏡、切開場所はお腹に3か所。

そしてお臍。

えっ!!!

お臍を?切る??

お臍を触るの~~~っ?!



「先生・・・・私、開腹でお願いします」

「えっ??なんで?」

「お臍は触らないでください、お臍は絶対にダメです。開腹で」

「どうして?そんなに痛くないよ~」

「いや、それは嘘です。絶対に嫌です。
先生は、お臍を触って痛くなったこと無いんですか?
あの何とも言えない・・・気持ち悪い痛み」

「いや、経験あるよ~、あるある。」

「そうですか。じゃ、そういうことでお願いします。開腹で」

「あのね、開腹って痛いよ~、腹腔鏡と比べたら違いはすごいよ、
傷跡だって違うし、時間だって。お臍といってもお臍の穴の奥じゃなくて
穴の上の方だから~大丈夫~。ね、大丈夫だから。少しだけ切るの。奥は触らない。」


と説得される。


黙る私。


夫にいい加減にしろと怒られる。



手術におけるリスクの重大性よりもお臍が気になる。
感染症や尿管を傷つけてしまう可能性や、
麻酔の危険性よりも何よりもお臍が気になるのだ。
お臍が痛くなる恐怖が勝るのだ。

腹腔鏡手術のことを全くネットで調べなかった。
実は、薄々気づいていたから・・・お臍を切るかもしれないと・・・


しぶしぶ同意書にサイン。


右の卵巣は、年齢相当に委縮しているとのこと。
夫は機能していないのなら右の卵巣も今回取ることを提案したが、
65歳ぐらいまでは微量だがホルモンを出していて
卵巣が機能しているらしい。なので、取らない方が良いそうだ。

ポリープの内診をして終了。
手術は午前8時45分から。朝一だそうだ。

朝8時にくる。と言い、夫は家へ帰った。

もう何かわからないのだけど、手術が他人事のような?
自分じゃない人が受けるような感覚になっていった。
恐怖を通り越して変に落ち着いたという妙な感覚。
なるようにしかならないんだ。というか。
もし、何かトラブルで死んでしまっても
もうそれは私の寿命だったのだから、仕方がないと思いはじめた。

夜中12時過ぎアローゼンがやっと効いてお通じあり。
12時で水分禁止となるので、ガブガブと飲む。

絶対に寝れないぞ・・・と思った。
看護師さんが眠剤を持ってきましょうと言ってくれたが断った。
飲みつけていない薬を飲むのは却って不安になる。

一睡も出来ないと思っていたのに爆睡をしていた。
へー眠れるんだー。自分が不思議だった。
意外とこういうタイプなのか?
でも、多分個室だったからその安心感もあったのだと思う。


コメント

ポピー
2019年10月22日15:19

うわーいよいよ佳境ですね。過去のことだけど私には初耳の話ばかりなのでドキドキです。
でもその先生、おそらく絶対、お臍触って痛くなった経験ないはず…(^^)
まさかそこで、患者さん本人から開腹を迫られるとは思わなかったでしょうね。
個室でよかったね〜

都わすれ
2019年10月23日7:30

ポピーさん

はい、いよいよです。その時がきますよ~。
ですよね、この先生その場しのぎで言ってますよね(笑)
開腹を言い出すなんて、普通と逆の事言ってますもんね~
今考えると本当にもう頭がおかしくなっていたんだと思います。
個室はのんびり気兼ねが無くて良かったです^^

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