母の施設から帰るとき
2019年6月29日 日常 コメント (8)「じゃ、帰るよ。また、明日くるよ」
「バイク?」
「うん、バイク」
「しっかり注意してね」
「わかった。しっかり注意するよ」
母は、「気を付けてね」と言わない。
それには、理由があって、まだ兄が二十代のころかな?
毎朝「行ってらっしゃい。気をつけてね。」と
送り出していた。
ある日、兄は車で事故を起こした。
兄は何を思ったか「お母ちゃんが気をつけて、っていうたけぇじゃ」
と言ったらしい。母はそれを酷く気にした。
それからは「注意してね」と言うようになった。
雨だ。
「じゃ、帰るよ。また、明日くるよ」
「バイク?」
「いや、雨じゃけんね、違うよ。バスと汽車で帰るよ」
「ほうね、じゃあーちょっと安心じゃね」
母は、雨の方が嬉しいのだ。
バイクで帰る私を心配するのだ。
つい最近、兄に「昔、事故起こしておかぁちゃんのせいにしたじゃろ。
気を付けてっていうたけーじゃって」
兄は、「ほうかー知らんでー」と言った。
親は憶えているのだ、心を痛めて。。。
認知症になった今でも。。
今日も雨だ。
さて、バス停で予定表通りじゃないバスを待ちますか。
片方の耳にBluetoothのイヤフォンをさす。
1曲目が流れ始めた途端にスマホが鳴る。兄だ。
「待てるか?今から会社でるで。15分くらいで着くでー」
今日は、行きも夫が送ってくれた。
ラッキーな一日だった。
「バイク?」
「うん、バイク」
「しっかり注意してね」
「わかった。しっかり注意するよ」
母は、「気を付けてね」と言わない。
それには、理由があって、まだ兄が二十代のころかな?
毎朝「行ってらっしゃい。気をつけてね。」と
送り出していた。
ある日、兄は車で事故を起こした。
兄は何を思ったか「お母ちゃんが気をつけて、っていうたけぇじゃ」
と言ったらしい。母はそれを酷く気にした。
それからは「注意してね」と言うようになった。
雨だ。
「じゃ、帰るよ。また、明日くるよ」
「バイク?」
「いや、雨じゃけんね、違うよ。バスと汽車で帰るよ」
「ほうね、じゃあーちょっと安心じゃね」
母は、雨の方が嬉しいのだ。
バイクで帰る私を心配するのだ。
つい最近、兄に「昔、事故起こしておかぁちゃんのせいにしたじゃろ。
気を付けてっていうたけーじゃって」
兄は、「ほうかー知らんでー」と言った。
親は憶えているのだ、心を痛めて。。。
認知症になった今でも。。
今日も雨だ。
さて、バス停で予定表通りじゃないバスを待ちますか。
片方の耳にBluetoothのイヤフォンをさす。
1曲目が流れ始めた途端にスマホが鳴る。兄だ。
「待てるか?今から会社でるで。15分くらいで着くでー」
今日は、行きも夫が送ってくれた。
ラッキーな一日だった。
コメント
都さんの人徳です!
みんな優しいね〜〜!!
雨降りの時はなにかと億劫になるもんね。
「まるちゃん、これも仕事だよ。そう思おう」と言ってくれた言葉を胸に今日も私は我が家のバァバァの事で右往左往します。
都さんのお母さまが気にするのが伝わります。
いやいや、人徳なんてないですよ~
自分が辛い時「みんな私の事なんて、気に留めてくれない・・・!
私は、この雨の中重いトートバッグを4つも抱えてずぶ濡れで
頑張っているのに!」と思ってしまいます。
でも、きっと雨が降れば「あいつ、バイクで行けんけーしんどかろーの」と
思っていてくれるかもしれませんね^^
「はい、お仕事です」(笑)
自分にも言い聞かせよう(笑)
昨日はさ、母と少しやっちゃって・・・
お風呂に入らん!というのです。
もう何回もでして・・・
「胃が痛いとおっしゃるので・・・」と聞き、
本当のところを聞くとそうでもないらしく、
若干の仮病??私は何か病気でも??と思うから、
ワーワー泣いた。
「おかぁーちゃんは、私に心配ばかりかけてから
私が心配しすぎてビョーキになるけーねぇ。
そうなったら、困るのはおかぁーちゃんでしょうがー」
指切りしてもすぐに裏切られるので、ブチぎれていますわ。
お互い心配がつきませんな。。。
何歳になっても、もう娘が何歳なのか憶えていませんが^^;
心配をしてくれますし、心配をかけてくれます(笑)
でも、有難いことです。
私の母も施設に入所していて、「毎週一回顔出ししています」、と言うと褒めて下さる方がいますが、そんなキレイ事ではありません。一人っ子なので私以外面倒を看る者がいないからであって義務感で行ってます。実の母なので、つい言わなくてもいい事を言ってしまい、暗~い気持ちでバスに乗ってます(-_-;)
近頃は母より同じテーブルの方々が、私が行くのを待っていて下さる・・・母には曜日感覚が無く、毎週決まった曜日に行っているにも関わらず、です。でも行けば喜んでくれ、おしゃべり(?)をして来ます。
これから雨の季節、気を付けて行きましょうね!!
いえいえ、毎週は素晴らしいですよ♪
母のいる施設で家族さんにお会いすることは、
まず無いです・・・。
とはいえ、わたしが行くのがいつも夕方なので、
日中にいらっしゃるのかもしれません。
みなさん色々とご事情があるのだと思います。
が・・・淋しそうにされていらっしゃるように感じます。
そうなんですよね、実の親子は遠慮がないですし本気になりますから。
つい、言ってしまい・・・凹んだりしますよね・・・
でも、すぐに忘れてしまうのも親子だからこそ。
うちの場合ですが、親子間での介護はここまで。
ということが無いし、相手(親)は、全力で甘えてきます。
出来ることはしてあげたいと思いつつ
「してあげている」とか「させられてる」って
と思うんですよ~こちらも生身、しかも更年期のまっただ中です。
三十代や四十代の頃のような体力はありません。
いうなれば、子育ても介護もボランティアですよ。
で、お給料は出ませんが仕事だと思うようにしたんです。
「これは、仕事なんだから。」と割り切ることに。
しようと・・・頑張っています(笑)