包丁研ぎ

「これであなたも包丁が研げます。」


昨年のこと、この謳い文句で買ったのがこのシャンプトンの砥石。

私は、ずっとこれまで自分で包丁は研げないと思っていた。
思えば３０歳のころ、母が使っていた砥石をもらって
角度などを図書館で借りた本でお勉強して挑んだが切れるようにならなかった。
何度かチャレンジしたが何度しても同じこと。
諦めて、近所のプロ並みに研いでくれる方、おとーさんにお願いをしていたが
我が家が引っ越しのためにそれも叶わぬように。
包丁屋さんも遠く、１本だけ持っていくのも悪い気がしてとか
割と高いし・・・と悩ましい思いをしていたら
階下の奥さん（七十代半ば位かな？）から「研いであげるよ」と有難い言葉。
お願いをして研いでもらうと確かに切れるのだが・・・
刃先まで研がれていない・・・。刃先が切れないのは困る。
プロではないし完璧を求めてはいけない、が、自慢なさるのだ。
「切れるでしょ～何時間もかかったのよ～ちょっと自信があるのよ」と仰る。
何時間？砥石も１個でしてるよね？仕上げの砥石ないって聞いたような？？
いや、私は大事に使うから大きな刃こぼれとかしてないだろうし・・
無料で研いでもらうのも申し訳ないので、折に触れ何かと気を使う。
私の事だから本当に気を使ってしまう
ギフト券を渡したり、夫が魚を釣って帰れば必ず持っていき、母の日も花を贈り。
それも疲れるので割り切ろうと思い１回￥５００でという話になった。
確かに切れるのだが、なんか違うんだよね、最初は切れるんだけど
すぐに切れなくなるのだ。前に研いでもらってた、おとーさんはそんなこと無かった。
それに、包丁を食材に入れたときにおとーさんのとは微妙に違うのだ。
誰かに聞いたことがあるような？
包丁は薄く歯を付けると小さな刃こぼれが起こりやすく切れ味が早く悪くなる。
そうか・・・度々は金銭的なことよりもお願いをするのが手間だ・・・。


そこで、ネットであれこれ見て、絶大な人気のこのシャンプトン購入
結果、できる！研げる！切れる！　いやいや、全くの下手くそだけど、
キャベツの千切りもキザミネギも熟したトマトもなんでも切れるように♪

なんで、前は研げなかったのか？？
研げない砥石だが捨てられずにいた。
２０年ぶりに以前の砥石を引っ張り出し見る。
そうか～～～凹んでいる～これか～。砥石の中央部分が凹んでる。
これじゃ研げるわけがない。

そして、今は自分で好きな時に研げるようになりましたとさ。
ストレスフリー♪♪♪

この階下の奥さんは・・・色々と私を悩ませる存在です・・・
人は良いのですが、良いのですが・・・ですが・・・
また、話は追々に。