広島といえば、カープとお好み焼き

と言われて

そんなあなた～
んなぁわけないでしょ～


と思いたいが、私はどっぷりそうなのかもしれない・・・。

思えば小さなころから生活から切り離せないカープとお好み焼き。

小学生の頃、土曜日のお昼ご飯は、大概はお好み焼き。
お釣りで、きなこ棒やチロルチョコを買い、家に帰り吉本新喜劇を観る。
そして、近所に住んでいる衣笠のマンションにピンポンをしにいく。
衣笠が出てくると「おった～～！」とはしゃぐ。
衣笠はいつもニコニコしていた。
水沼の家にもいき「おばちゃん、水沼おる～？」
「今日はもう球場に行ったんよ～」といつもの会話。

中学生になると３時のおやつにお好み焼き。そのあとに
晩御飯も食べる。ホント良く食べる。
高校生になると色気づくのでしばらくお好み焼きと離れるが
誘われれば、やはり断るわけはない。

飲みに行っても〆はラーメンではなくお好み焼き。
カープの試合を市民球場に観にいって、反省会？はやっぱりお好み焼き。

３１歳で水商売を上がってお昼のひととなって
すぐに働いたのがお好み焼きやさん。自分で焼く関西風のお店なのだが
広島風（※本当は広島風とはいわない。あくまでもお好み焼き）も
厨房の鉄板で焼き提供する。自分で焼きたければ焼けるし手伝いもする。
小さな店だったが忙しい店だった。賄は毎日お好み焼き。

広島には徳川というお好み焼きのチェーン店があって、
テーブルに鉄板がセットされていて、
関西風も広島風（※）も自分で焼くことが出来る。楽しい店だ。
http://www.tokugawa.jp/web/index.html

４３歳のころ、お好み焼き屋さんを経営する同級生に
「新店を出す。おまえしかおらん」と口説かれて働きに行くが
一緒に働く、その同級生の彼女が面倒くさい人で、
「ごめん、あんたの彼女が面倒くさすぎる、意地が悪いわ、
お好みも焼くがやきもちも焼くし、私の仕事の邪魔をする
やっとられん」と断る。
ここは、カープの選手も結構くるので、非常に残念だった。

４６歳のころ、無給でお手伝いしてた隣のお好みやのおばちゃんに
「そろそろ本気でしんさい、私は引退したいけぇ～」と口説かれる。
がしかし、お好み焼きを食べる方が好きなのだ。
焼くのは時々が楽しい。自由に気ままに焼きたい。
ここは、達川の叔母さんが近所に住んでいて賑やかだった。

半端ない数のお好み焼きやさんに行ったが、
なかなか美味しいお店がない。
私の中のＮＯ１は、隣のおばちゃんの焼くお好み焼きだ。
今はもう、引退して店を閉めてしまった。

美味しい店とは「愛をこめて焼いているかどうか」だ。
愛の入っているお好み焼きはやっぱりうまいのだ♪

カープ１２連戦お疲れさまでした。
大地、おおきゅうなったね～。