届かないスマホケース。

数年前にデコパージュというものが流行った。
当時、ガラケーからスマホに変えたばかりで、
素敵なスマホケースが欲しかった。
作りたいな～、柄は決まっていた。その頃からマイブームだったマリメッコ。
やはりウニッコにしたい。
プラスチックのケースにペーパーナプキンを貼りつける。
液を塗っては乾かしの特に難しい作業ではないが
あれこれと必要な材料を集めるのも作る時間もなかった
母のと愛犬の介護でＷ介護中の私・・・。そんな中、
実家の近所のスーパーで何十年かぶりの友達と再会。
彼女もデコるのが好きでよくしてるという。
「スマホケースを用意してくれたら作ってあげるよ～」
有難い！なんて有難い！
わたしはすぐさまネットで透明のスマホケースを購入した。
なかなか会えないのでケースを彼女の家に郵便で送ることになった。
スマホケースとコーヒー代にしてと数千円を同封した。
ほどなく「ケース届いたよ～ごめんね～お金まで～」と彼女からメール
「ううん、手間賃だよ気にしないで～忙しいでしょう？いつでもいいからね～」
「うん、分かった～気長に待ってね～」

楽しみだわ♪♪♪



彼女からスマホケースは送られてくることはなく数年が経った。

お店ではないので催促はできない。親切で作ってくれるというのだから
ただただ待つしかなかった。

そんな彼女から昨年の秋に突然のメール。

「スマホ機種変していない？遅くなってごめんね～すぐ作るから」と。

作ったよ。じゃなくこれから作るのね？＾＾；

実はその頃、スマホの調子が悪く機種変を考えていた。
だが、これから作って送ってくれるという
折角作ってくれるのに申し訳ないと思うし、機種変したというのも
数年経っているからそんなことも当たり前かもしれないけど・・
彼女に申し訳ないと思わせたくなかった。

機種変を先延ばしした。

「ううん、大丈夫～同じだよ」と答えた。

それから、待つこと数か月。

送られてきたスマホケース。

その数週間後、いよいよ調子が悪くなり残念なことに機種変された。

多分、４、５年くらい前の話なのかな～
途中このスマホは調子が悪くなったのだけど
ケイタイ補償で同じものに交換してもらった
大体スマホって２年くらいで不都合がでてくるからね。

可愛いウニッコのスマホケースは引き出しに眠ることとなった。


思い出す、彼女は高校生の時から
「今度遊ぼう～」「でんわするね～」
社交辞令連発のコだった。

ただし、本人に悪気はないのだと思う。
きっとその時は本当に本気なのだと思う。

思いたい(笑)


ってこの話は多分以前にも書いてるような気がする。
だから、その顛末だな。


完？(笑)