骨折４日目

なんで、骨折なんて・・・
あの日、決断力がなくバタバタしたのが原因。

昼前には雨が上がるとの予報。
空を見ると明るくはなってきたが小雨が降ってる。
ＪＲで行く？いや、バイクにするか？
いや、今日は体がしんどいタクシーにしよう。

そう決めてタクシー会社に電話すると
配車するのに４０分以上かかると言う。

そうか・・・じゃＪＲ？
んー・・・ギリギリまで待ってバイクで行こう。

十数分経ったので、再度タクシーに電話。
やはり難しい回答。

バイクで行くと１５分。でも雨が若干降っている。
雨に濡れて風邪ひくとやっかいだ。
ＪＲで行くと、バスの乗り継ぎ待ち時間や歩く時間を含めると
３０分弱、たいしたことないのだけど、昼前に一度母のところへ
行き、再度自宅まで帰り夕方もう一度母のところへ行く。
金銭的、時間的に考えると圧倒的にバイクにしたい。

雨は止みそうにない。

もう、ぎりぎりだ。ＪＲしかない。
次の電車まで８分。
通りを渡った直ぐが駅なので間に合う。

歩いても間に合うのに、気持ちが焦った。
走ろう。と次の瞬間つまずきこけた。

以前、転倒した時は両手に荷物を持っていたので
膝からこけて、これでもかというほど膝を打った。
今回は、両手が空いていたので素直に手をついた。

こけた瞬間、勿論膝も打ったから痛みを感じたけど
左手首が痛いというより熱いという感覚に襲われ
「あーこれは折れたわ、やってしまった・・」と思った。

暫く放心状態だったけど、いや、病院いかないと。
我に返り、自宅に引き返し母の病院へ電話して
お昼ご飯の介助をお願いする。

母の入院している病院が整形もあったことを思いだした。
タクシーに電話する。すぐ配車された。
５分前には全く配車が出来ない状態だったのに・・・
皮肉なものだ・・・。


あの日、もう１つ気になることがあった。
東京から帰ってきていた友達が東京に帰る日だった。
今回の帰広に私は会えずにいた。
まーまた会えるよと思いつつも、相手に申し訳ないと思っていた。
昼頃まで広島にいると言っていた。もし、のぞみなら
駅で顔見ることができるかもと思った。
ならば、バイクは邪魔だ駐輪場を探すのに時間がとられる。

じゃ、やっぱりＪＲで行こう。

となった。

骨折の処置をしてもらい落ち着いたので、その友達に
「実は会おうと考えていたけど怪我をしてしまい間に合わなかった」
と電話をすると、まだ広島にいてしかも飛行機で帰るのだと言う。

なんて、私はアホなんだろう・・・(苦笑)
なぜ一人で勝手に思い込んで新幹線だと思ったのだろう

彼女はレンタカーを借りていて飛行機まで少し時間があるからと
母の病院まで迎えに来てくれて自宅まで送ってくれた。

一目だけでも会おうとしていた私にいたく感動し
大好きだと言ってくれた。男に生まれ変わったら
私と結婚したいと。ま、それは高校の時から言ってたけど(笑)

たぶん、２０年ぶりくらいに顔を会わせた私たち。
お互いにしわやシミや贅肉やｅｔｃ・・・
でも、気持ちはピチピチの頃のままだった。


また、帰るけん。骨、はよ治しんさい。
変わらんね、都ホンマ有り難う。嬉しかったよ。

と、東京に着いた友からＬＩＮＥが届いた。