『忘れる』

 

歳をとるたびに

いろいろなものを

忘れてゆくような

気がする

 

人の名前

幾つもの文字

思い出の数々

 

それを さびしいと

思わなくなったのは

どうしてだろう

 

忘れてゆくことの幸福

忘れてゆくことへの

あきらめ

 

ひぐらしの声が

聞こえる

 

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先日は 母の誕生日だった

母は そういう日だ ということも

いくつになったのかも 忘れていたが・・

 

87になった母は かなり 記憶があいまい

忘れていくことを さびしいと思っているのかどうか

そのあたりは わからない

 

ただ・・

取り繕うかのように

会話に入るためにだろうか・・

わかっている風な 返事をするのを聞くのが

自分は 嫌で仕方が無い

 

しょうのないことなんだろうと おもうけれど・・

どこかで そんなになった母 というのを

納得していない自分がいるんだな と おもう

 

衰え方は 人様々

そう 人に言っている自分のくせに・・

しょうがないな  と おもう



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




柴田トヨさんの『忘れる』という詩に対しての想いを
綴った文章を見た。

まさに、鏡のようだと思った。

そう、納得できない
受け入れられないんだよ・・・

あれだけ、テキパキとしていた母が・・・
ほんの1年前まではケンカして言い合った。

今は一方通行 淋しい・・・




コメント

アミ
2013年2月7日8:06

身につまされます。(笑)
私も、息子たちから、そう思われているのでしょうね~。
でも、皆、それぞれ、頑張っているのです。
優しく接してくださいね!
もっとも、貴女は優しすぎるくらい優しいのは目に見えてますが・・・。(笑)

都わすれ
2013年2月7日21:43

アミさーん
自己嫌悪です。。。
また、キツイこと言っちゃった。。。

どーしてこうなんだろうねー
学習能力0です私。

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