新しいというより打ち替えといった方が正しい。
思い起こせば昨年の秋、
母の体調が悪くなってそろそろ電気敷き毛布の出番のころ
長年使ってきた、綿の敷布団は重く硬く
湿気で冷たくなっていた。

暖かい柔らかい布団に寝かせてやりたくて
新しく布団を作ろうと調べて出逢った仕立て屋さん。
もう、市内でも数件しかなくなってしまった様子。
そのためとても忙しく数か月待ちの状態だと言われた。

毎日、母の体調の変化が激しくってなかなか思うように
お願いすることもできずにいて、
やっと、この夏に使っていない掛布団を引き取りに来てもらい
退院後の10月の終わりにベッドに合わせた厚みの物を
作ってもらうこととなった。
「赤ちゃんのものと年寄りのものは無理をしてでも
早く作らないと!」がモットーの方で
2週間で作ります、とのことだったのにそれを過ぎても
連絡がない・・・自身も病後の身。
心配になったけどもうしばらく様子を見てから・・・

注文から1か月後、電話をしてみると奥さんが
すまなそうに、まだ仕上がっていないと言われた。
ご主人は元気な様子。安心したけど悲しくなった。
11月末の母の誕生日に間に合うと思っていたのに・・・と
それから、心の疲れもあって泣いてしまい
「まだ、取りかかっていないのなら母の分はキャンセルで
いいです。また、来年兄の布団をお願いします」と
言って、電話を切ってから1か月。
一昨日、兄の布団が仕上がったと奥さんから電話があった。

職人さんなんだよねご主人。
本当に本当に丁寧で拘って一枚一枚作る。
優しいし急ぎの仕事も情がからんで断れない。
母の布団もあと少しで取りかかるってときに私からの電話。
私が泣いていたから「お母さんの体調がわるくなったのでは?」と
思い、折り返しの電話もできなかったのだと奥さんが。
でも、でも、電話1本くれたら・・・
そこが残念です。



で、昨日納品。
純綿の布団は本当に気持ちいい。

お母さんの布団も是非作らせて下さいと言って下さりお願いをした。
これで暖かく寝てもらえる。

嬉しい。良かった。。。









コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索