8回目の結婚記念日だった。
昨日の朝、夫に
「今日は結婚記念日よ」と言うと
「俺、知らんもん、お前が勝手にしたんじゃないか」
「私ね、今日の日のことを思い出すと今でも涙が出る...」
そういいながら泣いた。
私たちの入籍は悲しかった。
8年前の今日、私は一人で区役所の椅子に座って
何度も同じことを呟いていた。
「本当に婚姻届を出していいのだろうか...?
本当に後悔しないだろうか?」
最後にもう一度、夫に電話をして確認した。
答えは「お前の好きにせーや!」
冷たく切られた。
多くの人が嬉しい楽しいはずの入籍を悲しい涙で迎えた。
「これ、お願いします。」
係りの人は記入漏れがないか確認して
「はい、確かに。」と一言だけ言った。
何故、夫は機嫌が悪かったのか。
それは、素直に本意ではなかったから。
数年前から籍を入れたいと私は言っていた。
既に同棲を8年続けていたから
親もいい加減心配していた。
夫はいつかは籍を入れないといけないと考えていたらしい
だけど、入籍すれば責任が発生するとガキのような
考え方をしていた。当時、48歳の彼。
39歳になった私の一大決心。
区役所で用紙をもらい、「これ、書いて」と夫に渡した。
夫は、不機嫌そうにその場で記入した。
「ハンコは?」と聞くと「お前がせーや!」と冷たく言った。
区役所から出ると冷たい北風が吹いていた。
「あ...明日バレンタイン。」
と思った。
また、涙が溢れた。
昨日の朝、夫に
「今日は結婚記念日よ」と言うと
「俺、知らんもん、お前が勝手にしたんじゃないか」
「私ね、今日の日のことを思い出すと今でも涙が出る...」
そういいながら泣いた。
私たちの入籍は悲しかった。
8年前の今日、私は一人で区役所の椅子に座って
何度も同じことを呟いていた。
「本当に婚姻届を出していいのだろうか...?
本当に後悔しないだろうか?」
最後にもう一度、夫に電話をして確認した。
答えは「お前の好きにせーや!」
冷たく切られた。
多くの人が嬉しい楽しいはずの入籍を悲しい涙で迎えた。
「これ、お願いします。」
係りの人は記入漏れがないか確認して
「はい、確かに。」と一言だけ言った。
何故、夫は機嫌が悪かったのか。
それは、素直に本意ではなかったから。
数年前から籍を入れたいと私は言っていた。
既に同棲を8年続けていたから
親もいい加減心配していた。
夫はいつかは籍を入れないといけないと考えていたらしい
だけど、入籍すれば責任が発生するとガキのような
考え方をしていた。当時、48歳の彼。
39歳になった私の一大決心。
区役所で用紙をもらい、「これ、書いて」と夫に渡した。
夫は、不機嫌そうにその場で記入した。
「ハンコは?」と聞くと「お前がせーや!」と冷たく言った。
区役所から出ると冷たい北風が吹いていた。
「あ...明日バレンタイン。」
と思った。
また、涙が溢れた。
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