正直、

面倒くさいかも・・・と思った。
また、だらだらと語られるのを聞き続ける気力と体力がない
それに独身の時のように自由に外出できない。
丁度体調が悪い時だったから今回はパスしようと思い。
滞在している期間を過ぎたころメールした。
　
でも、ちょっと可愛そうだったかな・・

自宅の電話が鳴った。
ディスプレイに何やら携帯の番号が表示されている。

「はい。」
「あー、都ぉ～、○○（Ｎ）よ♪」とＮの明るい声。
なんで自宅になんだろ？と思いつつ、近況をさらっと語り
「で、Ｎは？変わりない？元気？」と聞くと、
「今ねー広島におるんよ～」と言う。

(￣△￣;)エッ・・・←こんな気持ちだったけど
「ほうなんじゃー」と明るく言った。
Ｎは続けた、「いやぁーお父さんが昨日、死んでねぇ。
一旦東京に帰ったんじゃけど、また、広島におるんよ
しばらくおるけん、会おうやー」と・・・

Ｎの母親は１５年前に亡くなり父親は１０年以上前からホームにいた。
痴呆が進み娘のことはもう分からなくなっていた。９０歳だった。


もう、逃げれない・・。
魔性のオンナは運もあるのだ。




話がそれた・・・。



多分人間みんな自分のことが可愛い。Ｎも、もちろん私も。
Ｎは自分の感情に正直だ、思いのまま行動をする。
だから人のこともあまり考えない。自分が可愛いがゆえ

私は、自分の気持ちを抑え込みがち、それは人に良く思われたいからだ
そして、自分が可愛いがゆえ。

育てられた環境、特に母親の影響は大きいと思う。
Ｎの母親は自由な人だった。夫が自宅にいても取引先のお客さん（男）を
招き、徹夜マージャンをしたりＮにその人のことを「パパ」と呼ばせた。
保険のお客さんともバンバン旅行に行った。
苦労はできるだけ避けて通りなさいとＮを育てた。

対してうちの母は、そんな事をしたらバチが当たるよと言い
嘘をつかず、正直に生きろ、
苦労は買ってでもしろと私を育てた。

大人になった私は避けられない苦労はあるし内面が成長できるので
まったく苦労をしないより若干したほうがいいけど
買ってまでする必要はないと思う。



そうそう、Ｎはある日、高校のときの卒業アルバムを貸してと
言ってきた。なかなか返してくれないので催促をしたら
「ごめーん、うちの犬がかじったんよー」と言い
角がガジガジに噛まれたアルバムを返してくれた。
自分の卒業アルバムを失くし、人の卒業アルバムを・・・
このころからＮのことが嫌になってきたのかもしれない・・・。


あ・・　また話がそれた。




甘え上手は世渡り上手。

そうだった。そうだったよ～。

私には魔性はないけど・・・今のままでいい♪＾＾


そうそう、魔性のオンナの兄は魔性のオトコです。
Ｎの兄は５回結婚をしそれぞれに子供がいて養育費など一切払ってません(￣ヽ￣ ) コッソリ



おそるべし、魔性きょうだいっ！