■トムとジェリーの最終回■
2009年5月6日 アニメ・マンガ コメント (6)ジェリーが大人になった頃トムはもうこの世にいませんでした。
トムは自分の命の終わりがすぐ傍まで来ているのを知ったとき、
こっそりジェリーの前から姿を消しました。
ジェリーの前で弱って涙もろくなった自分を見せたくなかったのです。
トムはジェリーの心の中ではずっと喧嘩相手として生きつづけたかったのです。
トムがいなくなったのに気づいたときジェリーは悲しみはしませんでしたが、
退屈になるなと思いました。トムとの喧嘩は最高にスリルのあるゲームでしたから。
胸の奥が不思議にチクチクはするのですが、それが何なのか、
ジェリーにはよくはわかりませんでした。トムの願い通り、
ジェリーの心の中でトムはいつまでも仲の悪い喧嘩相手でした。
そんなある日ジェリーの前に一匹の猫が現れました。
トムよりのろまで体も小さい猫です。
喧嘩相手のトムがいなくなって寂しかったジェリーは、
今度はこの猫を喧嘩相手にしようと考えました。
そこでジェリーは、穴のあいた三角チーズが仕掛けられたねずみ取りを利用して、
その猫に罠をかけることにしました。いつもトムにしていたように。
ジェリーは物陰に隠れて、ねずみを求めて猫がねずみ取りの近くに来るのを待っていました。
そして思惑通り猫が罠に向かって近づいてきます。
ジェリーはしめしめと思いました。いつものように、
自分がねずみ取りにひっかかるふりをして、
逆に猫をねずみ取りにかけてやるんだ。
うふふ。手か尻尾を挟んだ猫の飛び上がる姿が頭に浮かび愉快です。
でも、その猫はトムではありません。
猫はチーズの近くまで来たとき、ジェリーが出てくるより早く
美味しそうなねずみの匂いに気づき、
目にもとまらぬ速さで隠れていたジェリーに襲いかかってきました。
ジェリーはいつもトムから逃げていたように逃げましたが、
トムよりのろまなはずの猫にすぐに追いつかれてしまい、
体をガブリと噛まれました。
ジェリーも噛みつき返しましたが、トムより体が小さいはずの猫は平気です。
血まみれのジェリーは薄れ行く意識の中で、
本当は鼠が猫と喧嘩して勝てるわけがないことと、
いつもトムはジェリーに「してやられた」ふりをして、
わざとジェリーを捕まえないでいたことを、
そのとき始めて知ったのです。トムの大きな優しさと友情に気づいたのです。
そしてトムがいなくなった時の胸の奥のチクチクの正体にも気づきました。
かけがえのない友を無くした悲しみでした。
ジェリーの魂が体を抜けた時、空の上には優しく微笑み
ジェリーを待っているトムがいました。
「また喧嘩ができるね」
「のぞむところさ、今度こそは捕まえてやるぞ」
注)空想の最終回です。。。
今日の一曲
【Elvis Presley - My Boy】
http://www.youtube.com/watch?v=HOLH63c7SG0&feature=related
コメント
空想の最終回って、みやちゃんが考えた最終回?
それとも既に誰かが空想した最終回?
らめーっ!
トムとジェリーはずっと生き続けるんやよ。
おはよう~^^私じゃないよ~。
これは、ネットで拾った空想の話です。
私もトム&ジェリーは永遠だと思ってるよ^^
だから。。。
“なぁ~てね。でも、優しさって目に見えないよね。。。”
と付け加えたいかな^^
それから、紹介してくれたスタレビのその2曲、はいはい♪
ありましたね~(*^-^)(*_ _)(*^-^)(*_ _)うんうん
おはようございます。
トムとジェリーの続き 空想の話
思わず 真剣に読んでしまいました。
ケーブルテレビで今でも やっているとつい見てしまいます♪
この話、いいですね^^
いつもTOMを応援してた小さいころの自分を思い出しました。
今日、偶然にもなぜか、「トムジェリ」のDVDを買ってきたんです。
これから、まったりと見ようと思います。
お久しぶりです^^
私は、最初この話をTVで劇団ひとりが話しているのを
数ヶ月前に聞きました。で、詳しく知りたいなと
思いネットで入手。
うちの愛犬トムくんは、母がこのトム&ジェリーから
名付けたんですよ~「トムは猫じゃないじゃん」って
言ったんですけどね~^^
はじめまして!コメント有り難うございます。^^
ある意味、教育にいいかもですよね~
「○○したらだめよ」とか「○○しなさい」とかより
T&Jのアニメを見せてからこのお話をすると
何か、心の中で感じるものが子供にもあるかもしれない。
私もトムを応援してました派です(笑)
DVDまったりみてくださいね♪